
2025年第101回箱根駅伝、駿河台キャンパスにおいて行われた中央大学
オンライン&パブリックビューイング応援イベントのメインコメンテイターを
元主将の関口康平さん、井上大輝さんと務めた、応援団監督の櫻井俊宏です。
今回の箱根駅伝は、ご存じのように、往路準優勝、総合5位。シード権獲得で
す。おめでとうございます!
ご存じのように、11月の全日本学生駅伝では12位という結果に終わってし
まいました。箱根駅伝に向けて、何やら暗雲が立ち込めていましたが、ここで
藤原監督の喝が入ったように思います。
その後のMARCH対抗戦では、10,000mで、3年吉居駿恭選手27:44、2年
本間颯選手27:46と、27分代の選手を2人も出し、他の選手も28分代
半ばの記録を次々と出して、青山学院をも破り優勝しました。
この勢いは、箱根駅伝にも続きます。吉居駿恭選手が、2年前の吉居大和選手
の幻影が見えるような1区の飛び出しで、2位以下に1分30秒以上引き離し
ての区間賞。このときのテレビの画面、オンライン上での高揚は忘れられませ
ん。
そして、本間颯選手も、3区区間賞。この走りは、昨年の青山学院太田蒼生選
手と駒澤大学の佐藤圭汰選手のデッドヒートにも迫る3区歴代4位。見事な区
間賞でした。
このMARCH対抗戦10,000mを27分代で走った2人が、1区、3区という主要区
間で区間賞をとったということは、藤原監督が再三言っていた「やってきたこ
とが間違っていなかった。」という実感と、今後の安心感に繋がります。
2区3年溜池一太君、4区3年白川陽大君も好走し、5区には、1年留年して
5年生ながらエントリーした園木大斗選手。これまで体調不良等に悩まされ散
々苦労してきてきた選手です。この選手により往路2位をもぎ取ったのは、昨
年から歯車が嚙み合わない中央大学が、一皮剥けた瞬間を象徴しているようで
した。
復路は、8区1年佐藤大介選手が、本来タフな実力者だったのですが、アップ
のタイミングが合わず低体温のような症状になってしまい、区間20位。しか
し、今年の中央大学は、この逆境にも負けません。6区浦田優斗選手、7区岡
田開成選手、9区吉中裕太選手、10区藤田大智選手が、いずれも区間上位で
走り、チームを支えてくれました。
特に、これまで駅伝を走っていない2年藤田大智選手が10区区間4位の走り
で再び5位をもぎ取ったことは、今年と来年の中央大学にとって、極めて光明
になったと思います。
今年の箱根駅伝は、青山学院、駒澤といった伝統校、山に強い大学の力が光っ
た、典型的な箱根駅伝であったように思います。
その意味では、今年中大で山の5区6区を走った2人は最終学年なので、新た
な戦力の台頭が必要になります。このことについて、私は心配しておりません
。
5区候補はいっぱいおり、今後の6区の候補と言われる2年佐藤蓮選手は
、12月の関東10マイルで、ハーフマラソンに換算するとチーム2位の好記
録をあげています。
また、今年も、全大学を見渡しても、最高峰の新入生達が入ります。
なにより、今年の箱根駅伝は逆境をはねのけ強い中央が帰ってきたというレー
スでした。
この勢いは、しばらく続くでしょう。
昨年もお話したように、私達にできるのは、白門飛躍募金をし、バックアップ
することです。白門飛躍募金は、援助対象事業や団体を特定し、簡易に寄付が
できる便利な制度です。
そして、現地における応援です。応援団も観客のみなさまの応援を引っ張りま
す。
みなさまの力で、次回大会の中央大学優勝を目指して、陸上部の背中を押して
いきましょう!
中央大学オンライン&パブリックビューイング応援イベント
メインコメンテイター
応援団監督 櫻井俊宏
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